ラジオ沖縄は28日、決算取締役会を開き、前川英之取締役営業局長(60)が社長に昇格する役員人事を内定した。
森田明社長(64)は取締役相談役に就く。6月29日の株主総会と取締役会で正式決定する。
新たな取締役に小磯誠・役員待遇制作報道局長(58)が就任し、非常勤取締役に潮平芳和琉球新報社取締役読者事業局長(59)が就く。
屋我昇取締役総務局長(62)、福地浩取締役技術局長(63)は退任し、屋我氏は総務局、福地氏は技術局の参事となる予定。非常勤取締役の親泊一郎日本トランスオーシャン航空取締役会長(88)、玉城常邦琉球新報社常務取締役(61)は退任する。
2020年3月期決算は、スポンサー料の減少や新型コロナウイルスの影響による事業収入の減少で、売上高は前期比5・5%減の5億5200万円、FM補完放送の維持費など放送経費が増加したため、経常損益は597万円の赤字に転じた。税引き後の純損失は633万円。
社長に内定した前川氏は、琉球大卒業後、1983年入社。制作報道部長、事業本部長、営業局長兼制作部長などを経て現職。