【石垣】自宅や職場で飲食店のメニューを気軽に楽しめるようにするため、石垣島でデリバリー代行サービスを立ち上げるプロジェクトが始まっている。サービス名は「石垣島ぐるデリ」で、今年7月末から本格スタートする予定だ。プロジェクトを進める石垣島グルメプロモーション協会は、5月1日からクラウドファンディングで「ぐるデリ」始動のための支援を受け付けている。
石垣島ぐるデリは、登録飲食店の料理を専用ウェブサイトで注文し、配達を受けられるサービス。飲食店の登録料・月額料などはなく、受注時にサービス利用手数料として、注文金額の14%をぐるデリに支払う。利用者は1店舗への注文につき、390円の配達料を支払う。配達料は全額、配達員に支払われる。
新型コロナウイルスの影響で、島でもテークアウトできる飲食店が増えた一方で、配達の負担が重く、大手代行サービスがないことから、デリバリーの広がりは限定的だったのがプロジェクト始動のきっかけとなった。
石垣島グルメプロモーション協会代表理事の池淵功寛さん(47)は「日常が戻っても、島の飲食店の新しい販路のプラットフォームになってほしい。島の人にも手軽に島の店のおいしい料理を自宅で食べられるようになってほしい」と話す。
同協会はサービス開始までに30店舗の登録を目指しており、26日現在、8店舗の登録が確定している。配達業務はレンタカーやタクシー、マリン業者に委託する方針だという。
プロジェクトの支援はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で受け付けている。目標金額は200万円で期限は6月30日まで。
問い合わせは(電話)0980(87)0083。