「井上ひさしの声届ける」 劇団こまつ座、公演再開へ資金募る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「木の上の軍隊」

 【東京】井上ひさしさん原案の「木の上の軍隊」の沖縄公演を昨年実現し、コロナ禍で公演自粛を余儀なくされている劇団こまつ座(井上麻矢代表)が、公演再開に向けクラウドファンディングで資金支援を呼び掛けている。開始5日目の31日時点で725万円を超える支援が集まっている。1千万円が目標で募集期間は7月末まで。

 こまつ座はコロナ禍で2020年の公演のうち、一部の地方公演を含め「イヌの仇討」と「きらめく星座」、「雪やこんこん」を中止した。緊急事態宣言の解除を踏まえ現在、7月6日からの舞台「人間合格」の準備を進めている。

 井上代表は「言葉と人を大切にした井上ひさしの戯曲と関係作品を上演し、演劇空間に現れる時間のユートピアを出現させること、それを全うしていく。今後も井上ひさしの声を届けるために皆さんの温かい支援をお願いする」と呼び掛けた。

支援先はhttps://readyfor.jp/projects/komatsuza