糸満市長選、誓う必勝 現職「施策必ず実を結ぶ」新人「市民のため汗かく」


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(左から)ガンバロー三唱する上原昭さんの支持者ら=31日午前、糸満市西川町の選挙事務所前。ガンバロー三唱する當銘真栄さんの支持者ら=31日午前、糸満市北波平の北波平武富公園

 【糸満】31日に告示された糸満市長選挙に現職の上原昭さん(70)、新人で前市議の當銘真栄さん(54)、新人の仲間堅二さん(60)が立候補を届け出た。各陣営は同日朝に市内で出陣式を開き、集まった支援者からの声援や拍手を受けて必勝を誓った。7日の投開票日まで1週間、舌戦が幕を開けた。

<上原陣営>4年の実績 必ず結実

 上原昭さんの陣営の出陣式は午前8時半から、西川町の選挙事務所前で開かれた。支持者はシンボルカラーのうぐいす色の鉢巻きを巻いて気勢を上げた。応援に駆け付けた自民党の西銘恒三郎衆院議員は「これまで4年間の実績を信じて再選を勝ち取ろう」と訴え、支持者を鼓舞した。上原さんは「展開中の施策事業は必ず実を結ぶ。必ず勝利し、みんなで輝く糸満市にしよう」と力を込めた。ガンバロー三唱のあと、支持者らに手を振りながら遊説に出発した。

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<當銘陣営>挑戦者の立場 汗かく

 當銘真栄さんの陣営の出陣式は午前8時45分ごろから、北波平武富公園で開かれた。支持者はシンボルカラーの青色の鉢巻きを巻いて拳を突き上げた。登壇した前市長の上原裕常さんが「新人で挑戦者の立場だ。支援の輪を広げていこう」と訴えると拍手が響いた。當銘さんは「市民のために汗をかき全力でがんばる。皆さんと共に糸満市を変えていこう」と力説した。ガンバロー三唱を終えると、支持者から激励を受けながら、街宣車に乗って遊説に繰り出した。