沖縄県北谷町の両替店強盗事件で米兵ら2人が起訴されたことを受け、県の金城賢知事公室長は4日、外務省沖縄事務所の官澤治郎副所長と沖縄防衛局の竹内芳寿次長を県庁に呼び出し抗議した。「県民に不安を与え、怒りを禁じ得ない」とし、再発防止や被害者への適切な補償、日米地位協定の抜本的な見直しを求めた。
官澤副所長は「あってはならない事だ。再発防止策を講じるよう米側に働き掛け続けたい」と答えた。竹内次長は「綱紀粛正や教育の徹底にさらなる努力を求める。被害者への補償が適切になされると承知しており、サポートしていきたい」と語った。
金城知事公室長は日米両政府や米軍、県などでつくる「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキングチーム(CWT)」を開催することも要請した。官澤副所長は「開催できるよう調整を続けたい」と答えた。
県側は嘉手納基地での騒音や悪臭の問題や、普天間飛行場や北部訓練場での深夜騒音についても解決を申し入れた。【琉球新報電子版】