7日投開票の県議選に向けて、県内の若者から募った質問を候補者に届けて回答してもらうプロジェクト「U35×0607沖縄県議選」は3日、動画投稿サイト「YouTube」で番組をライブ配信した。元山仁士郎さん(28)ら35歳以下の若者が参加し、集まった質問や回答を紹介、選挙に主体的に参加する意義を改めて確認した。視聴した若者からは「これまで受け身だった選挙が一歩進んだ」などの声があった。
「今の選挙活動のやり方に疑問の声が上がっているがどう考えるか」「基地をなくすことと沖縄のインフラを整えることどちらを優先すべきか」など約40件の質問が寄せられた。20人の候補者から回答があった。
プロジェクトを企画した有志の一人、石垣綾音さん(30)は「選挙活動そのものに問題意識を持っている若者が多いと感じた。自分自身の言葉で語る候補者に好感が持てた」と振り返った。元山さんは「若者の政治に対する実感をそのまま候補者にぶつけることができて良かった」と話し「選挙に関心を持つきっかけになってほしい」と願った。
番組を見た永山滉大さん(22)=南風原町=は「有権者の質問に実際に答える場を今後も広げてほしい」と要望した。動画のコメント欄には「若者が語ることで選挙に対するハードルが低くなった」などの声が寄せられた。番組はYouTubeで公開中。4日正午時点で352回視聴されている。同プロジェクトのホームページでは質問内容や候補者からの回答が閲覧可能だ。
動画へのリンクはhttps://bit.ly/2Mc542G。同プロジェクトのホームページはhttps://bit.ly/2ZU5l2q