新型コロナウイルスの影響で多くのスポーツ大会が中止となる中、コザ運動公園の指定管理者おきなわスポーツイノベーション協会が3日までに、独自の陸上記録会を開催することを決めた。今月13日と7月11日の両日、沖縄市陸上競技場で開く。小学生以上が対象。共催する陸上クラブ「アスリート工房」の譜久里武代表は「走る楽しさを再確認してほしい」と参加を呼び掛けている。
陸上部を持つ友睦物流(糸満市)も共催する。100メートル、走り幅跳び、車いす100メートルを行い、7月11日には長距離走も実施する予定。小中高生、一般、マスターズ問わず出場できる。当日は東京パラリンピックへの出場が期待される女子車いすマラソンの喜納翼や男子100メートルの与那原良貴、男子走り幅跳びの小森翔など県内の一流選手もゲスト参加する。
密集を避けて感染防止を図るため、通常ゼッケン確認などのために出走30分ほど前に行う選手の招集を省く。待機時もソーシャルディスタンスを保つよう呼び掛ける。
譜久里代表は「大会の中止でショックを受けている子どもたちを見て、何かしたいと思った。当日は陸上選手に限らず、誰でも参加してほしい」と語った。
13日の競技開始は午後5時半。参加受付は当日午後4時から競技場で行う。事前申し込みは不要。参加料は無料で、保険料が1人200円。タイムスケジュールはコザ運動公園のホームページで確認できる。