首里城の焼失した正殿跡、12日から一般に初公開 地下遺構も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
首里城正殿の地下遺構を覆ったプレハブ小屋(国営沖縄記念公園提供)

 首里城公園は昨年10月に焼失した正殿の跡などを含む有料区域を12日から一般公開する。正殿の地下遺構も公開する。遺構を保護するための建物も完成し、見学に向けた整備が進んでいる。新型コロナウイルスの感染防止のため、混雑時はスタッフが間隔を保つよう誘導する。

 有料区域の一般公開は火災後初めて。公開初日は奉神門を開く儀式「御開門(うけーじょー)」が行われる。有料区域以外は1日に営業が再開した。

 入場料金は大人がこれまでの830円から400円、高校生が630円から300円、中学生以下が310円から160円に改定する。

 首里城公園管理センターは新型コロナ感染防止のガイドラインを作成、必要に応じて入館制限する。金銭の受け渡しはキャッシュトレーを使用する。問い合わせは同センター(電話)098(886)2020。