エーデルワイス会長の比屋根毅さん死去 82歳 石垣島出身、高級洋菓子ブランドを展開


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 高級洋菓子メーカーエーデルワイス(神戸市)の創業者で代表取締役会長の比屋根毅(ひやね・つよし)さんが4日、死去した。82歳。石垣市出身。通夜と葬儀は近親者のみで行った。後日、お別れの会を開催する予定。

 1937年、石垣市登野城で生まれ、中学校卒業後に本土に渡り菓子製造会社に勤務し職人として腕を磨いた。66年に兵庫県尼崎市でエーデルワイスを開業した。高級化路線を進め、ベルギー王室御用達の「ヴィタメール」や高級洋菓子の「アンテノール」などのブランドを展開した。2014年にはオキコと共同で「エーデルワイス沖縄」を設立した。

 全国洋菓子技術コンテスト内閣総理大臣賞など受賞歴多数。12年にベルギーから同国の発展に貢献した民間人に贈られる「レオポルド2世勲章コマンドール章」を受けた。

 後進の育成にも力を注いだ。