「ヤンバルをオフィスに」宿泊新プラン 脱観光業へ1泊から提供


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(ヤンバルホステル提供)

 宿泊施設のヤンバルホステル(国頭村)は9日から、脱観光業をテーマに、オフィスやテナントとして施設を利用できるプランの提供を始めた。新型コロナウイルスの影響で旅行目的の宿泊客が減少する中、ビジネス需要などを積極的に取り込む。

 企業向けに、定員30人のドミトリー部屋を1泊8万円で貸し出す。30人が宿泊した場合、1人当たりの単価は約2700円となる。コワーキングスペースも利用でき、社内研修や企業の報酬旅行などでの活用を勧めている。

 1階の空きスペースは、事業者などが月3万円で利用できる。理容室やマッサージ店などの入居を想定し、1カ月単位で貸し出す。

 同施設は宿泊だけでなく、住む場所や働く場所としての施設の提供に取り組んでいる。月3万円の長期滞在者向けのプランも2月から提供しており、沖縄で就職活動をする人などの利用があるという。