辺野古工事12日に再開 市民ら辺野古や塩川で警戒


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 新型コロナウイルスの影響で中止している名護市辺野古の新基地建設が12日に再開する見通しとなったことを受け、新基地建設に反対する沖縄平和市民連絡会は10日、工事再開に備えた現場確認のため同市の辺野古や安和、本部町の本部港塩川地区を巡った。

 本部港塩川地区の沖合に数十隻の運搬船が停泊中だったが、工事再開に向けた動きはなかった。米軍キャンプ・シュワブのゲート前には工事再開を警戒する市民ら数十人が集まった。

 同連絡会の大城博子さん(69)=那覇市=は「普段ゆっくり見ることのできない現場の様子を確認できて良かった。本来は市民の生活の場であるはずだが、新基地建設のために港が占拠される状況はおかしい」と話した。