本部町などで土砂積み込み作業も再開 続く新基地工事に市民が陸、海から抗議


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辺野古新基地建設に座り込み抗議する市民=15日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は15日、K8やK9護岸で台船から土砂の陸揚げ作業をするなど埋め立て工事を進めた。市民は海上で抗議船2隻、カヌー9艇で抗議した。

 埋め立て用土砂を建設現場へ搬入する名護市安和の琉球セメント桟橋と本部町塩川地区でのダンプカーへの積み込み作業も再開した。土砂を積み込んだダンプカーは名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲートを通過して搬入しているとみられ、ゲート前では市民が座り込み、抗議した。

 政府は工事関係者に新型コロナウイルスの感染者が出たことなどから新基地建設を中断していたが、12日から再開していた。【琉球新報電子版】