米軍普天間飛行場で4月に発生した泡消火剤の流出事故で沖縄県環境部は15日、今月5日に公表した同基地周辺河川や湧き水の水質調査の結果を訂正した。
有害性が指摘される有機フッ素化合物のPFOSとPFOAの合計値について、今月5日の発表では「大謝名橋上流200メートル」の地点で1リットル当たり83ナノグラム検出され、環境省が定める指針値の同50ナノグラムを超えていた。
15日の訂正によると、同地点で検出されたのは同41グラムで指針値以下だったが、「森川公園内湧水」で同83ナノグラムが検出され、環境省指針値を上回った。
受託業者が調査地点を入れ違えたことが理由。調査した10地点のうち1地点で環境省が定める基準値を超えたことに変更はない。水質調査は4月11日と14日に実施した。