【ボリビア】「バレー 楽しさ知った」 教え子ら中心選手に 松尾、名嘉さん指導


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バレーの日系スポーツ親善競技大会などで活躍する選手たち

 派遣教員として沖縄県からボリビアのオキナワ移住地に赴任した松尾剛教諭(2006年着任、08年帰任)と名嘉和也教諭(08着任、10年帰任)が指導した生徒らが現在、バレーボールの中心選手として活躍している。

 オキナワ第一移住地のオキナワ第一日ボ学校の中学生だった生徒らは、2人の教員からバレーボールの指導を受けた。

 生徒らは中心選手となり、3月にブラジルで行われた、中南米の日系選手が親睦を深める日系スポーツ親善競技大会に出場し活躍した。

 日系スポーツ大会の女子バレーボール競技には2チームが出場した。指導を受けてエースアタッカーとして活躍する熱田菜美さん(26)は「当時、何も知らない私たちを全力で指導してくれた。厳しい時もあったけど、体にバレーが染み付いた感じに覚えられた。今回、若い選手にも声を掛けて大会の楽しさを知ってもらえた」と話した。

 セッターの熱田仁奈さん(24)は「小さい頃、ぜんそくでスポーツが苦手だった私にバレーボールを始めるきっかけを与えてくれた。スポーツの楽しさを教えてくれた松尾先生と名嘉先生に感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

 生徒以外にオキナワ第一地域のママさんバレーボール部も指導した。現在、婦人会はママさんバレーボール大会で5連覇の快挙を成し遂げている。

(安里玉元三奈美通信員)