コンベンションビューロー純益26%減 台北・韓国事業所の閉鎖で 19年度決算


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は15日の定時評議員会で、2019年度決算を承認した。売上高に当たる経常収益は前年度比1%減の33億7273万円だった。税引き後の当期純利益は同26%減の492万円となった。

 戦略的MICE誘致促進事業やクルーズ船プロモーション事業など、県から受託する事業の予算が増え、事業収益は前年比1%増の32億3599万円と増えた。台北と韓国事務所が閉鎖したことで補助金が減った。法人税の課税対象額は同81%増となった。

 20年度の見通しは未定としているが、新型コロナウイルスの影響で指定管理の旧海軍司令部壕やブセナ海中公園の利用客の減少が見込まれるほか、沖縄空手会館や沖縄コンベンションセンターの管理を外れたことで減収がある。