沖縄県文化観光スポーツ部は24日、5月の入域観光客数が前年同月比94・7%(79万900人)減の4万4千人だったことを発表した。減少数、減少率ともに過去最大で、5万人を下回ったのは、1976年9月以来となる。内訳は全て国内客で、外国客は先月に引き続きゼロだった。
県によると、国内線の計画運行数に対する減便率は5月が75・1%(3223便)で6月は60・5%(2529便)となっている。国際航空路線は6月も運休が続き、クルーズ船も運航再開の予定はまだない。
今月19日から県をまたぐ渡航自粛が解除されたこともあり、6月以降は国内客から回復していく見込み。
渡久地一浩県文化観光スポーツ部長は「水際対策を図りながら観光振興に力を入れていきたい」と話した。【琉球新報電子版】