今月から入域客回復基調 OCVBが8月まで見通し GoToキャンペーンも効果


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は24日、6~8月の入域観光客数の見通しを発表した。5月は前年比9割以上減の4万4千人だったが、6月以降は回復に転じる見込み。8月には同63・9%減の36万9150人まで回復すると試算した。

 6月は同81・6%減の15万9544人、7月は同72・6%減の26万4320人と予想している。

 7月中旬以降、航空路線の夏ダイヤで路線回復の動きがあるほか、政府の「GoToキャンペーン」の効果で国内客が増加すると見込んでいる。感染防止対策のために座席の予約を制限する航空会社もあるため、OCVBは増便を航空会社に求めていく方針。

 下地会長は「まずは対前年5割まで戻すことを目標にし、着実な回復を実現していきたい」と話した。

 入域客の見通しは、航空会社やホテルの予約状況などを聞き取って推計した。外国客については、8月まで空路、海路ともに運航がないと想定した。第2波、3波の発生など、状況の変化によって試算が変わる可能性がある。