「工事を止めて」 慰霊の日に県出身市民ら 首相官邸前で新基地建設に抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】「ふたたびイクサ世にしちぇならん」と反戦反基地を訴える取り組みが慰霊の日の23日、東京都の首相官邸前で開かれた。参加した市民らは名護市辺野古の新基地建設や、自衛隊配備に抗議した。官邸前で辺野古新基地建設に抗議するスタンディングを続けるメンバーが呼び掛けた。うるま市出身の出盛登志美さん(70)=千葉県=は、沖縄全戦没者追悼式の中継で見た安倍晋三首相のメッセージに「心にもないことを言うなと思う」と不信感を募らせる。辺野古の新基地建設を進める政府に「今ならまだ間に合う。辺野古の工事を止めてほしい」と訴えた。