沖縄県の玉城デニー知事は26日午前の定例会見で、新型コロナウイルス対策のため那覇空港に設置している旅行者専用相談センター(TACO=トラベラーズ・アクセス・センター・オキナワ)の分室を宮古空港と新石垣空港にも設置する方針を示した。那覇空港の運用状況や人員確保の状況を踏まえて、近く設置する。離島の医療体制は沖縄本島と比べるとぜい弱なため、新型コロナの感染拡大による医療崩壊が懸念されている。
TACOには看護師1人と事務員2人が常駐する。空港到着ロビーに設置されたサーモグラフィーで発熱者が確認されると、看護師が問診などを実施した後、医療機関に搬送する場合がある。
玉城知事は「まずは先に設置した那覇空港のTACOの状況を見ながら、取り組んでいきたい」と述べた。【琉球新報電子版】