「多様性条例可決を」宜野湾市議会否決に抗議 性的少数者らネット署名


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宜野湾市役所

 【宜野湾】宜野湾市議会が「市男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」案を反対多数で否決したことを受け、否決に抗議し、同案の再上程と可決を求める署名運動が30日、インターネット上で始まった。発起人は、LGBTなど性的少数者が生きやすい社会を目指す「ピンクドット沖縄」元代表の砂川秀樹さん(53)=那覇市出身、東京都在住=だ。

 ゲイを公にする文化人類学者の砂川さんは、与党議員が「性的指向」などの文言に議論が不十分としたことを疑問視。性的指向に関する少数者について「既に存在する人の人権が、平等に扱われるべきか否かの議論の余地があるとされることは、おかしなことです」と訴えた。

 署名は「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で確認できる。宛先は市議会。30日午後8時半現在、223人が賛同している。