高江ヘリパッド 防衛局が道路工事再開 「生活守る」住民ら抗議


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工事車両の搬入を前にN1ゲート前で警戒に当たる関係者ら=1日、東村高江

 【東・国頭】沖縄県東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場内で政府が米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を建設した件で、沖縄防衛局は1日、ヘリパッドにつながる関連道路の改修工事を再開した。国の特別天然記念物ノグチゲラの営巣期間となる、3月から6月末まで工事を一時中断していた。工期は7月末までの予定。

 住民らは同日早朝から座り込み抗議を行った。午前6時ごろ、工事で使用すると思われる資機材の搬入が始まった。重機運搬車両がN1ゲートから入ったという。

 高江区の仲嶺久美子区長は「造られたヘリパッドに関連する改修工事を再開するとの説明を受けた」と述べた。その上で「米軍ヘリが集落近くを夜間に飛行することもある。騒音には引き続き抗議していく」と話した。高江に住む伊佐育子さんは「生活を守るために抗議を続ける。ユーチューブでも『高江の現状』として発信する」と話した。