移住促進へ「空き家バンク」 久米島町、最大50万円補助


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 【久米島】久米島町では本年度から久米島町空き家活用促進補助金制度を新設した。これは町内にある空き家を有効活用することで、移住・定住を促進し人口減少に歯止めをかけることが目的。

 制度は町の「空き家・空き地バンク」に空き家の所有者や利用希望者が申請し、登録された物件の改修や家財撤去などの費用の半額、最大50万円を町が補助する。

 町が前年度実施した空き家などの実態調査では、約150件の空き家があることが分かった。また同年に空き家等対策利活用計画も策定しており、今回の空き家活用促進補助金はその計画に基づいて実施することになった。

 大田治雄町長は「町内の住宅不足が移住定住を促進する上での障害となっている。空き家を有効活用し住民が増えることで、コミュニティーの活性化などの効果も期待できる。島外在住で、島に使っていない家があるという方はぜひ久米島の活性化のために協力をしてほしい」と呼び掛けた。

 問い合わせは「島ぐらしコンシェルジュ」(電話)098(894)6488、久米島町企画財政課(電話)098(985)7122。
(中島徹也通信員)