高校野球の2020県夏季大会(県高野連主催)第2日は5日、沖縄セルラースタジアム那覇など3球場で1回戦7試合を行った。那覇西は陽明を16―4の七回コールドで下した。
那覇西の左腕・大城航太が投打で活躍し、勝利に貢献した。183センチの長身から投げ下ろすような直球にカーブも織り交ぜ、凡打の山を築いた。
打っては、七回1死満塁で右翼手の頭上を越える走者一掃の適時三塁打。「甘い球を狙っていた」と真ん中に入った変化球をはじき返した。このイニングの大量得点の口火となった。大城は「部活動ができない間も素振りを欠かさなかった。最近からよく当たるようになった」と成果を喜んだ。
町田宗毅監督は「この冬、精神面でも大きく伸びた」と期待の成長株を評価しつつ、五、六回に陽明打線に捕らえられたことを課題に挙げた。次第にタイミングを合わせられ失点した。町田監督は「投球内容は以前よりも我慢強くなった。劣勢に転じた時に動じず修正していく力がもっと必要」と鼓舞した。
(大城三太)
●陽明の大城稜磨主将
「一緒に出場してくれたチームメート、後輩の2年生たちに感謝したい。負けたけど楽しんでプレーできた。1、2年生には同じメンバーで野球を続けていってほしい」