當銘糸満市長が就任「市民目線で」 政策参与に元副市長の杉浦氏


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新市長就任式で「いつまでも市民目線で取り組む」とあいさつした當銘真栄新市長=6日、糸満市役所

 【糸満】6月7日の糸満市長選挙で初当選した當銘真栄氏(54)の市長就任式が6日、糸満市役所で開かれた。市役所には大勢の市民や市議らが駆け付け、初登庁した當銘氏が現れると大きな拍手が沸いた。市職員から花束を受け取ると集まった市民らに一礼し、市民らが作った花道を通ってロビーに特設された式台であいさつした。

 當銘氏は市長選を振り返り「感謝の気持ちを忘れず、いつまでも市民目線で市政運営に取り組む。子どもからお年寄りまで安心して暮らせる健康福祉社会をつくる。行政運営の原点は市民本位だ。常に現場に赴き、市民の声と対話を重視する市政運営を心掛けていく」と話した。

 具体的な取り組みについては「ウェルネスリゾートの誘致や『市民ふれあいセンター』整備など、多くのプロジェクトを(選挙戦で)提案した。コロナ対策も早急な手だてが必要だ。実現に向けて全力で頑張る」と意欲を見せた。

 また市職員に対しては「職員の全面的な協力と支援が必要だ。市の発展は市職員の肩にかかっている。共に頑張ろう」と話した。

 杉浦 友平氏

 また、糸満市は6日付で、杉浦友平氏(67)を市政策参与に任命した。真栄里地区の開発事業や、市立こども園の在り方などの政策立案に助言する。政策参与の任期は1年以内で、市長が必要と認める場合は継続して委嘱することができる。

 杉浦氏は1953年生まれ。愛知県出身。名古屋大卒。76年沖縄県庁に入り、教育管理統括監、総務統括監などを歴任した。2009年4月に糸満市副市長に就任し4年間務めた。13年8月に再任され、16年7月まで務めた。