「コロナビール」が沖縄観光に2000万円支援 先払いの予約客室を消費者提供


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2019年に豊見城市豊崎の美ゅらSUNビーチで開催されたCORONASUNSETSFESTIVALの様子(コロナエキストラ提供)

 ビールブランド「コロナエキストラ」は9日、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けている観光・旅行業界を支援するプロジェクト「Rediscover Paradise」(リディスカバーパラダイス)を始めると発表した。世界中で1万4千室以上のホテル客室を予約。その料金を先払いし消費者に提供することで、苦戦している観光・旅行業界を支援するのが目的。世界11カ国で実施され、日本国内では沖縄の宿泊・観光業界に約2千万円を支援する。

 コロナエキストラは2015年から5年間、沖縄県豊見城市の美らSUNビーチで音楽フェス「コロナサンセッツフェスティバル」を開催してきた。コロナフェスは夕日を眺めながら音楽と冷えたビールを楽しむフェスとして定着。19年は2日間で1万2千人を動員した。

 支援プロジェクトは県内の宿泊施設の空室を買い取り、消費者の向けのキャンペーンを実施する。キャンペーンは9月実施を予定しているが、空室の買い取りは7月に行い、その費用を先払いすることで、大きな打撃を受けている宿泊業を支援する。

 コロナエキストラは「フェスの開催でお世話になった沖縄に対して恩返しをする気持ちで、沖縄県内の観光・旅行業を支援していく」としている。【琉球新報電子版】