沖縄、20代女性のコロナ感染確認 2日連続 キャンプ・ハンセンで複数人感染発生、普天間で新たに1人【7月9日昼】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 沖縄県は9日、新型コロナウイルス検査とは別の保険診療検査で、新たに東京在住の女性1人の感染を確認したと発表した。新規感染は2日連続。また本島北部のキャンプ・ハンセンで複数人の感染が確認されたことが分かった。米軍普天間飛行場でも新たに1人が感染していることを確認した。

 東京在住の女性は3日に症状が出て、4日に受診した。8日の保険診療検査で陽性反応が確認された。現在入院中で、県は女性の行動歴や接触歴を調査している。県では、女性とは別に12件のPCR検査を実施したが、新たな感染は確認されなかった。県内の累計患者数は145人となった。

 キャンプ・ハンセンは8日に複数人の感染が確認され、9日午前中は関係者の立ち入りが規制された。感染した複数人は、多くの人が同じ部署に所属しているとみられ、管理下に置かれているという。米軍が感染ルートを追跡調査中という。普天間飛行場で新たに確認された1人は、既に感染が確認された患者と同じ部署に所属しており、同施設での感染患者数は計6人なった。県の金城賢知事公室長ら幹部が県議会定例会で説明した。【琉球新報電子版】