「MUGEN」19日に開催 観客動員のボクシングは国内初 平仲ジム4選手が出場


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「MUGEN 挑 vol.14」での必勝を誓い、多くの来場を呼び掛ける平仲ボクシングスクールジムの平仲信明会長(右端)と出場するサンダー照屋(右から2人目)と仲里健太(同3人目)ら=9日、那覇市の琉球新報社

 プロボクシングの「MUGEN 挑 vol.14」が19日午後1時から、うるま市の石川多目的ドームで開催される。平仲ボクシングスクールジムの4選手が出場し、人数を制限して観客も入れる。ジムの平仲信明会長らが9日、那覇市の琉球新報社を訪れ「新型コロナウイルス、熱中症などに十分に対策を取る」と来場を呼び掛けた。

 ジムによると、緊急事態宣言解除後、観客を動員してのボクシング開催は国内初だという。複数回の抗体検査の実施など選手側の対策のほか、客席の間隔を空けての観戦となる。会場は屋外施設のため、来場者にはマスク着用の上で声援も可能とした。平仲会長は「選手のためにも観客の前でぜひ試合をさせてあげたい。(スポーツイベントの)突破口を開くモデルとしたい」と話した。

 昨年12月以来の試合だというライト級の仲里健太は「自粛期間の調整も順調で、やってきたことを出し切りたい」と語る。クライマックスを飾る4試合目に出場するサンダー照屋は「試合ができることに感謝し、毎回楽しみにして来てくれるファンのためにも勝って良い姿を見せたい」と意気込んだ。

 チケットは前売りで一般5千円、小中高生は2千円。当日券はプラス500円。問い合わせはMUGEN(電話)098(856)8889。