うるま市の津堅島灯台、見守り引退に「ほっ」 海保が新屋さんへ感謝状


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灯火監視協力者を引退し、感謝状が贈られた新屋功さん=うるま市の津堅島

 【津堅島=うるま】中城海上保安部は7日、灯火監視協力者の新屋功さん(79)の引退に伴う交代式を、うるま市勝連の津堅島離島振興センターで開いた。

 新屋さんは2006年9月から、津堅島灯台をはじめとする航路標識7基の監視を開始。今年3月末まで、海上保安部の灯台などの巡回保守点検の際、事前に海上模様について連絡するなど、円滑な作業に寄与した。

 中城海上保安部の東城英雄部長は「海の安全、安心は新屋さんのようなボランティア、協力者によって支えられている」と述べ、感謝状を贈った。

 新屋さんは「大きな事件事故もなく、無事に役目を終えることができ、ほっとしている」と話した。日常となっていた監視について「晩酌前のウオーキングと位置付け、楽しみながら続けることができた」と笑顔を見せた。

 後任の緑間仁さんと新里信春さんに、協力依頼状が手渡された。(東松根信子通信員)