瞬時にタブレットが顔認証と検温 コロナ対策で那覇市の企業がレンタル開始へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
サーモグラフィーで検温ができるタブレットのレンタルサービスを開始するOTNetの(左から)大城圭さん、友利克輝専務、ミッキー・ワイザートさん=10日、琉球新報社

 沖縄通信ネットワーク(OTNet、那覇市、仲地正和社長)は8月1日から、AI(人工知能)による顔認証と、サーモグラフィーで検温ができるタブレットのレンタルサービスを開始する。友利克輝専務らが10日、琉球新報を訪れ、商品をPRした。

 新サービスは新型コロナウイルスの感染防止に向けて「まいにち検温習慣」をコンセプトに、タブレットに顔をかざすだけで瞬時にサーモグラフィーによる検温が可能となる。マスクの着用判定や、管理者にアラートを送るシステムなども備わっている。

 レンタル料は月額1万4千円で、故障の場合には無料交換などを受け付ける。すでに大手ホテルなどで導入を決めたところもあるという。友利専務は「新型コロナで働き方が変わっている。社員の安全、安心に向けて人の手を介さず検温できるシステムだ」と語り、導入を呼び掛けた。同社は9月末まで初期費用を無料にするキャンペーンを実施している。問い合わせは同社(電話)098(866)7715。