うなぎ食べて元気に きょう土用丑の日 テイクアウトも好調


社会
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土用の丑の日を前に次々とウナギを焼いていく職人=20日、那覇市おもろまちの日本料理店「彦」(新里圭蔵撮影)

 21日は「土用の丑(うし)の日」。この日にウナギ料理を食べると、厳しい夏を乗り越えられると伝えられている。沖縄県那覇市おもろまちの「彦」本店は日頃はウナギ料理を約100食準備するが、21日は10倍の千食を手掛ける。「ジュー」。20日も同店の調理場では料理人が仕込みに追われた。たれがたっぷり染み込んだウナギを焼く音と熱気、香ばしい匂いが漂い、五感をくすぐった。

 全世界的に新型コロナウイルスの影響が広がる中、免疫力を高め、スタミナ食としても知られるウナギは注目されており、「彦」では今年はテークアウトも含めて売れ行きがいいという。料理長を務める与儀実克さん(54)は「おいしいウナギを食べて、コロナ禍を乗り切ってほしい」と笑顔を見せた。