迫力ある音に感動 本部中 広島交響楽団が演奏会


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
広島交響楽団のオーケストラ公演 =6日、本部中学校体育館

 【本部】文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業」(巡回公演事業)として広島交響楽団の演奏会が本部町渡久地の本部中学校(渡久地政孝校長)で6日、行われた。
 体育館に響き渡る迫力あるオーケストラ演奏に同中学の3年生約80人は真剣に聴き入っていた。

 広島交響楽団は「ウィリアム・テル」(ロッシーニ作曲)、続いて「カヴァレリア・ルスティカーナ」(マスカーニ作曲)、「アルルの女」(ビゼー作曲)などを演奏した。指揮者の水戸博之さんが弦楽器、管楽器、打楽器とオーケストラの構成を紹介した後、各パートの楽器の音色を演奏者が楽しく紹介した。

 指揮者コーナーでは、3年生の具志堅沙奈さんがハンガリー舞曲の一部を指揮体験をした。またアンコール曲として吹奏楽部の5人の生徒がオーケストラと一緒に本部中学校校歌を演奏した。

 指揮をした3年生の具志堅さんは「オーケストラの音の迫力で鳥肌が立つほど感動した。指揮を体験して楽しかった」とうれしそうに話した。オーケストラと一緒に演奏した吹奏楽部の島袋寿咲さん(3年)は「いつも演奏している校歌も、オーケストラとの演奏では迫力が違う。楽しく演奏できた」と笑顔で話した。
 (金城美佐子通信員)