男女共同参画を宣言 沖縄弁護士会が採択


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 沖縄弁護士会(村上尚子会長)は22日の定期総会で、男女共同参画を推進する宣言を全会一致で採択した。合わせて「宜野湾市男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例案が否決されたことについての会長談話」も発表した。

 宣言では男女共同参画推進のための基本計画の作成や、男女を問わず出産・育児、介護などを担う会員への支援策整備などが掲げられた。

 会長談話では市議会であった条例案の反対意見について「法的根拠を欠く旨の指摘があったが、そもそも条例制定に根拠法は不要」と指摘。その上で同市議会に対し「本条例案成立について、改めて検討されたい」と求めた。談話は22日付で宜野湾市と同市議会に送付された。

 総会では弁護士後見人に対する信用保証制度を導入するための改正規約案が可決された。同制度が導入されれば、弁護士後見人による横領などがあった場合、保証機関が被害者に保証限度額の範囲内で損害を弁済することなどが可能となる。