【読谷】読谷村民の自主的な活動を助成する「ノーベル平和賞を夢みる村民基金」の交付決定通知式が9日、読谷村役場で開かれた。本年度は、記念誌発刊事業などを手掛けた渡慶次婦人会100周年記念事業実行委員会(大城千鶴子委員長)と、宇座婦人会100周年記念事業実行委員会(仲宗根トシエ代表)が選ばれ、石嶺伝実村長からそれぞれ通知書を受け取った。助成額は各50万円。
代表であいさつした渡慶次自治会の小橋川清史自治会長によると、同自治会は2018年のウラシマソフトボール事業、19年の獅子舞ハワイ国際交流事業に続き3年連続で村から助成を受けた。
小橋川会長は「1985年には250人いた婦人会も19年には50人に減った。今後の運営継続に課題があるが、どうにか後世へつなげていきたい」と前を見据えた。
宇座婦人会の仲宗根さんも地域の高齢化が進み、婦人会の役員を確保するのが困難になっている状況を説明した。婦人会の100年の歩みを1冊にまとめるのは初めてだと言い「先輩方から受け継がれている素晴らしい活動を継承する上で、記念誌が重要な役割を果たすと思う」と期待を寄せた。