世界のウチナーンチュ大会、開催時期の再検討も 来年10月予定をコロナ影響で


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万国津梁会議で、海外県系ネットワークの継承、拡大に向けて意見を交わす委員ら=28日、那覇市の県市町村自治会館

 玉城デニー知事が沖縄県政運営に当たって意見を聞く有識者会議「海外ネットワークに関する万国津梁会議」が発足し、第1回会合が28日、那覇市の県市町村自治会館で開催された。

 2021年10月28~31日の開催方針を発表していた「第7回世界のウチナーンチュ大会」について、県から「新型コロナウイルス感染症の影響で、開催時期は定まっていない。実行委員会を立ち上げた後に検討する」と報告があった。

 会議は、世界に広がるウチナーネットワークの継承、拡大に向けて県の施策に対する評価や課題の解決に向けて議論し、20年度内に玉城知事への提言書をまとめる。

 委員は、名桜大人間健康学部教授の小川寿美子氏、沖縄キリスト教学院大人文学部長で教授の新垣誠氏、世界若者ウチナーンチュ連合会の理事で設立者の安里三奈美氏、新垣通商代表取締役で県貿易協会会長の新垣旬子氏、金秀本社社長で元県知事公室広報交流統括監の新垣秀彦氏、JICA沖縄所長の佐野景子氏の6氏が務める。

 委員長に小川氏を選出した。今後、9月と11月、2021年2月に会合を開く。