那覇・松山の飲食店「クラスター」と断定 系列2店舗14人が感染


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那覇市松山の飲食店街=28日夜

 沖縄県は29日、これまでに県内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者のうち14人が那覇市松山の接待を伴う飲食店2店舗の従業員と利用客だったと明らかにした。2店舗は系列店で従業員や客の往来があり、県はクラスター(感染者集団)と断定した。県は松山周辺では他にも複数の感染を確認しているとして、関係者を対象にしたPCR検査の実施を調整している。

 感染者のうち客は男性7人。28日に感染が確認された東京都の50代男性、名護市の50代男性、千葉県の40代男性、那覇市の30代男性、東京都の40代男性。27日に確認された千葉県の50代男性は観光で沖縄を訪れ、重篤な肺炎で重症と診断されている。他に接触した県内感染者が1人いる。

 従業員の感染は7人で、女性従業員が6人、男性従業員が1人となっている。

 2店舗を経営する会社代表の男性は「お客様にご迷惑をおかけしてしまった。これまでもガイドラインを守って営業してきたが、今後はより一層遵守していきたい」と話した。【琉球新報電子版】