沖縄49人感染 累計324人、人口比でワースト5位 石垣では6人【7月31日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

 沖縄県は30日、新型コロナウイルスに49人が感染したと発表した。県内の累計感染者は324人となり、300人を超えた。那覇市松山のクラスター(感染者集団)の感染者は27人に上った。県八重山事務所は同日、石垣市で6人が感染したことを明らかにした。米軍はキャンプ・ハンセン所属の4人と普天間飛行場所属の1人が感染したと発表した。

 7月の県内感染者は182人で、2月から4月末までの142人を超えた。県内の直近1週間の新規感染者数は人口10万人あたり8・1人と全国で5番目に多い。30日に判明した49人のうち、感染経路が「調査中」は34人に上る。感染者は10代から90代で、主に20代や30代の若者に集中する。接客業や飲食業の感染者の多くは同業種の感染者との接触が分かっている。

 県はクラスターの発生を確認した那覇市松山のキャバクラ店「クラブダイアリゾート」と「マドンナクラブ」で従業員17人、客10人が感染したと発表した。松山関連ではこのほかに、29日時点で少なくとも9人の感染者が判明しているという。その他にも飲食業や接客業で二つのクラスターの疑いが見つかっている。

 在沖海兵隊によると、米軍関係の感染者5人は、これまでの感染者の接触者として1週間、隔離されていた。米軍関係の累計感染者数は245人。