芸能・文化

漫画で描く「沖縄あるある」…作者に直撃「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」

漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」と作者の空えぐみさん(提供)

 日常会話がしまくとぅばの女子高校生に恋をした本土出身男子高校生の困惑を描く空(そら)えぐみさん著の漫画『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』がネットで連載され、話題を呼んでいる。空さんは大阪府出身の漫画家で、約2年半前にうるま市具志川に移り住んだ。「言葉や文化、意識、生活面で本土とは違っていて驚くことが多い。沖縄の温かさ、面白さを知って好きになってほしい」と力を込めた。

 連載しているのは新潮社のWEBマンガサイト、くらげバンチ。ドワンゴ提供の静止画総合サイト「ニコニコ静画(マンガ)」の青年ランキングで1位を獲得するなど20~30代の読者を中心に人気を集めている。連載の1~11話を収録した第1巻(新潮社・682円)が7月9日から全国の書店で発売されており、早くも重版がかかっている。

 空さんは、小学生の頃から漫画を書き始めたというが、デビューしたのは2011年。これまで『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に4コマ漫画『ニポンゴ』、『天野家四つ子は血液型が全員違う!』を連載してきた。


漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」の制作の様子(提供)

 新作の『沖縄で―』は沖縄の高校に転校した中村照秋が主人公。好きになった同じクラスの喜屋武が話す言葉はちんぷんかんぷん。中村に好意を寄せる比嘉が通訳を買って出る、ちょっと変わった三角関係のラブコメディーだ。

 物語にはウチナータイムやカタブイ、カメーカメー攻撃など「沖縄あるある」がふんだんに盛り込まれ、笑いながら沖縄の文化や風俗を知ることができる。沖縄ならではの慣習に困惑する中村と無邪気な喜屋武の対比が笑いを誘う。

 県民はビーチパーティーで泳がない、という空さんが驚いた実体験も描いた。しまくとぅばは県出身の譜久村帆高さんが監修している。

 空さんは沖縄出身者との出会いから沖縄に興味を持つように。父方の祖父が沖縄出身だったことにも「縁を感じた」という。住んでいるうるま市は、「とても住みやすいところ」と空さん。三線も練習中で「『安里屋ユンタ』は弾(ひ)けるようになった」と話す。「物語の中で季節も変化していく。沖縄の秋や冬も行事などを通して描いていきたい。三角関係がどう発展するか期待してほしい」と笑った。

(宮城久緒)

『沖縄で好きになった子が方言すぎて…』第1話



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