八重山が「夏」初の頂点 KBCに4-2 沖縄県高校野球大会


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夏の大会初の頂点に輝き、喜びを爆発させる八重山ナイン=2日、名護市のタピックスタジアム名護(大城直也撮影

 高校野球の2020県夏季大会最終日(第11日)は2日、名護市のタピックスタジアム名護で決勝を行い、八重山がKBC未来に4-2で勝利し、優勝を決めた。八重山の夏の県大会での優勝は初めて。

 序盤は八重山・幸喜大雅、KBC・大城元の両投手が抜群の立ち上がりを見せた。試合が動いたのは五回。先攻の八重山は下位からの攻撃でこの試合初安打などで1死一、三塁の好機をつくると、1番宮良忠利が三遊間を破る安打で先制した。

 さらに内間敬太郎がスクイズを決めて2点目。下地寛太郎、比嘉久人の連打で1点ずつを加点した。

 KBCはその裏、2死一、三塁で東大夢の適時打で1点を返したが、八重山マウンドの幸喜が後続を断った。終盤はマウンドを継投でつなぎ、守備でももり立て粘るKBC打線を抑えた。

 八重山は1988年の第70回選手権沖縄大会以来の決勝進出。この年は沖縄水産に0-8で敗れ、準優勝だった。

八重山-KBC未来 5回表1死二、三塁、先制の適時打を放つ八重山の宮良忠利=2日、名護市のタピックスタジアム名護(大城直也撮影)
八重山-KBC未来 5回裏2死一、三塁、右適時打を放つKBCの東大夢=2日、名護市のタピックスタジアム名護(大城直也撮影)

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