「アンダギー」好評、3日間で8400個完売 ハワイ連合会がネット呼びかけ


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サーターアンダギーを調理するダナ・カカズさん=ハワイ(アイク・ナガミネさん提供)

 ハワイ沖縄連合会(HUOA)はハワイ時間7月19日、ハワイ沖縄センターで事前にオンライン販売したサーターアンダギーのドライブスルーピックアップを実施した。ハワイではサーターアンダーギーは「アンダギー」と呼ばれ人気がある。

 HUOAは7月6日に、700ダース(8400個)限定で「アンダギー」のオンライン先行販売を開始した。会員メール、フェイスブックなどで購入を呼びかけ、販売開始から3日で完売となった。新型コロナウイルスの感染を懸念し、購入後のアンダギーはドライブスルーで手渡した。当日はHUOA次期会長でアンダギー作りのベテランとして知られる、パトリック・ミヤシロさんを筆頭に、連合会メンバーがボランティアでアンダギーを揚げた。

 車の誘導や、ドライブスルーでの手渡しなど、連合会メンバーがマスク姿でボランティアに励んだ。HUOAリン・ミヤヒラ会長は「アンダギーのオンライン販売、ドライブスルーピックアップは初めての試みだったが、全てスムーズに進んだ。ドライブスルーに来たお客さんは、みんな喜んでくれた」と話した。

 毎年、数多くの沖縄イベントを開催する連合会だが、今年は新型コロナの影響で全てのイベントがキャンセルとなった。毎年5万5千人以上が訪れ、ハワイ最大のエスニック(民族)フェスティバルとして知られるオキナワンフェスティバルの中止は、ハワイのウチナーンチュ・コミュニティーに大きなショックを与えた。フェスティバルの名物であるアンダギーは去年、13万個が売れるほどの人気だった。オキナワンフェスティバルは連合会の主要な収入源でもあるため、中止は経済的に大きなダメージとなった。今回のアンダギーオンライン販売は、連合会の資金調達の一環として企画された。

 HUOAは現在、ユーチューブチャンネルで毎週、「YUNTAKU LIVE」を生配信している。ハワイのウチナーンチュによるトークと、沖縄芸能のパフォーマンスを配信し、ハワイで沖縄文化を盛り上げようと頑張っている。9月には、オンラインで、バーチャル・オキナワンフェスティバルの開催を予定する。ユーチューブ登録者数は千人を目標に掲げる。連合会のユーチューブチャンネル「Hawaii United Okinawa Association」にチャンネル登録し、ハワイのウチナーンチュにエールを送ってほしい。
 (比嘉具志堅華絵通信員)