沖縄赤十字病院 県内初の院内クラスター 患者4人が新規感染、計7人に


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院内感染が確認された沖縄赤十字病院=7月31日夜、那覇市与儀

 沖縄赤十字病院は2日、新たに患者4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同病院は7月31日に3人の感染を発表した。2日までに合計7人の感染が確認され、県は院内でクラスター(感染者集団)が発生したとみている。感染を確認した患者1人が亡くなっている。

 同病院は30日に感染が確認された看護師1人と患者2人の濃厚接触者や、同じ病棟の患者、職員らにPCR検査を実施した。感染が確認された患者2人と同じ病棟にいた60代~90代の患者4人の感染が31日、確認された。新たに感染が確認された4人のうち、60代男性は基礎疾患が原因で死亡した。県は亡くなった男性を死亡例にカウントするか厚労省に確認している。2日時点では死亡例としてカウントしていない。

 同病院は新型コロナウイルスの協力医療機関として感染患者を受け入れていた。新型コロナの感染者を確認したため、同病院は外来診療や人間ドック(健診)を休止した。救急外来も休止し、救急車による搬送の受け入れも止めた。休止期間は5日まで。同病院はホームページに今後の対応策を掲載し「ご家族、地域のみなさまには大変なご心配をおかけすることになり、深くおわび申し上げる」と謝罪した。