ハンド日本リーグ参入へ 女子 ザ・テラスホテルズ「ラ・ティーダ」


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JHL参入が決まったザ・テラスホテルズ「ラ・ティーダ」のメンバーら(提供)

 日本ハンドボール機構は3日、名護市を本拠とする女子のザ・テラスホテルズ「ラ・ティーダ」を来年の第46回日本ハンドボールリーグ(JHL)の新規参入チームとして承認したと発表した。7月22日の第3回臨時GM会で審査され通過した。JHL女子は来季から1チーム増えて10チームで戦う予定。東京五輪の開催のため開幕は例年の7月から変更される見込みだ。

 ザ・テラスホテルズ「ラ・ティーダ」は2017年にJHL参戦を目指して結成された。承認を受け良政幸監督は「県協会をはじめ、県民に応援していただいたおかげ」と感謝した。

 チームは18年10月のトライアウトを経て19年4月に本格始動した。同年4月の県一般選手権優勝を皮切りに一気に常勝チームとなった。9月の日本選手権九州予選で県勢女子初優勝。12月の日本選手権は初戦敗退だが、20年2月の県総合選手権でも頂点に立った。

 JHLを経験している選手も各地から集まったため、始動当初は連係にばらつきがあった。「選手は参入をモチベーションに必死で食らい付いてくれた」(良監督)。週5日間、午後1時までホテル従業員として働いた後、午後3時から夕方まで練習。持ち味の速攻以外にも徐々に攻撃の幅が広がってきた。

 来季までにシュートやプレーの精度に磨きを掛ける。参入が最終目標ではない。良監督は「われわれはチャレンジャー。1戦1戦しっかり準備して、見る人に感動を与えたい」と話した。