記者会見で玉城デニー知事と報道陣とのやりとりは次の通り。
―県外からの渡航自粛は求めないのか。
「現在のところ求めていない。沖縄県内が自粛のさなかにあるので、県外から来る人も健康観察して沖縄に来ていると思う。これからも出発前の健康観察を呼び掛けていきたい」
―間もなく緊急事態宣言から1週間だが効果は。
「まだ陽性率が高止まりしており、気を緩めることが絶対あってはいけない。日々刻々と変わっていく、さまざまな状況の変化に対応できるように、全庁挙げて取り組んでいる」
―財政面や施策の見直しなど国に求めたいことは。
「移入例を防ぐために出発地の空港でサーモグラフィーを行い、発熱者は問診し、必要であれば唾液に基づく抗原検査を行うなど、法的にも予算的にもしっかり取り組んでほしい。県の療養施設確保やコロナウイルス関連対策で、予算面も含めた十分な支援体制を取ってほしい。本来なら休業と補償はセットだと望む人が多くいる。しっかり国も対応すると言ってほしい」
―今後、警戒レベルの引き上げの可能性はあるか。
「この数日間、感染者が高止まりしている。他方、専門家は今頑張れば抑えることは可能だと話していた。県民も事業者もしっかり取り組んでいる。感染拡大か、抑え込んでいるのか、疫学・行動学の観点からもデータを収集して判断していくことが肝要だ」