「浴衣で女装」あでやかランウェイ コザ一番街、男性店主らコンテスト出場


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 【沖縄】「第2回コザ街浴衣コンテスト」が7月23日、沖縄市の一番街商店街で開かれた。同商店街の青年会が主催した。商店街に店を構える男性店主らがモデルとなり、女性向けの浴衣を身に着けランウェイを歩いた。新型コロナウイルスの感染防止のため、コンテストの様子はオンラインで配信され、投票もインターネットを活用した。

 今回の浴衣コンテストのテーマは「女装浴衣男子」。発起人のおやかわ呉服店3代目の親川雅矢さん(31)は「商店街の店主たちは男性が多いので、男性の浴衣コンテスト開催を考えていた」と話す。

 昨年6月に開催されたイベント「キャバレーコザ」に出演していたドラァグクイーン(女装男性)などから着想を得たほか、女装ドラァグアイドルグループ「虹色ちゅらぁ~ず」のロビンソワさんから助言を受けた。

 参加した店主らは色鮮やかな浴衣をまとい、化粧を施して堂々とランウェイを歩いた。出演の際は、各店舗のPRや人気メニューなどの紹介もあった。虹色ちゅらぁ~ずのメンバーらも共演し、コンテストに花を添えた。

 親川さんは「新型コロナの影響はあるが、商店街には新店舗も増え始めている。新型コロナに負けずに頑張っていることを伝えたい」と話した。

ランウェイを歩きポーズを決める商店街関係者=7月23日、沖縄市の一番街商店街
コンテストに参加し、花を添えた虹色ちゅらぁ~ずのメンバーら