コロナ対応、店舗営業の対応分かれ 休業、時短、通常通り


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 新型コロナウイルスの感染拡大で、沖縄県が那覇市内の飲食店に午後10時までの時短営業を要請したことを受け、短縮や休業に応じる店舗がある一方、収入を確保するため通常通りに営業する店舗もある。

 県内外で店舗を展開する、ステーキ店「やっぱりステーキ」は今月1日から、那覇市内6直営店の営業時間を午後10時までに短縮し、持ち帰りサービスも強化した。居酒屋チェーンの海援隊沖縄も今月1日から、那覇市内の7店舗を時短営業した。

 一方、那覇市牧志の旧沖縄三越ビル内の飲食店街「国際通りのれん街」に入居する30店舗は、時短営業や休業を決めた店舗がある一方、通常通りに営業する店舗もある。運営するスパイスワークス(東京)の担当者は「感染拡大の影響でオープンが延期された。営業しないとお金も入らないので、現在は通常通りに営業しながら、周りの状況を見つつ、時短営業などを決めようと考える店舗もある」と述べた。

 同担当は「施設内の店舗から休業や時短などいろんな意見が出た。今後、オーナーの思いに柔軟に対応していきたい」と全店舗に時短営業などを求めない姿勢を示した。