高齢者、みんなで元気づけよう 大宜味の高校生と各種団体 熱中症対策品、おやつ贈る


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大宜味村社会福祉協議会へ熱中症対策グッズを贈呈する辺土名高校食物部、大宜味村婦人会、青年会の代表=7月29日、大宜味村社会福祉協議会

【大宜味】辺土名高校食物部と大宜味村村婦人連合会(外園末美会長)、村青年団協議会(宮城福太朗会長)の代表が7月29日、村社会福祉協議会(島田哲夫会長)を訪れ、村内の高齢者に手作りクールネックやちんすこう、塩分チャージタブレットなど熱中症対策グッズを贈呈した。

 コロナ禍でさまざまな行事が中止になり、寂しい思いをしている高齢者を元気づけようと、村社協が提案し、地元の民生委員の紹介を兼ねた訪問を計画していた。同じ頃、村婦人連合会が村内の高齢者へ熱中症対策の手作りクールネックのプレゼントを企画。

 さらに辺土名高校食物部の大宜味村産カラキ入りの「ちんすこう」を試食した婦人会員が「おいしい。地域の方にも食べていただきたい」と声を掛けた。食物部は高齢者がおいしく食べることができるよう試作を重ね、200個完成させた。その計画を聞いて賛同した村青年団協議会が、栄養ドリンクと塩分チャージタブレットを準備した。

 一個一個メッセージを添え、丁寧に包装されたグッズを受け取った島田会長は「地元の高校、青年会、婦人会と地域が一つにつながりうれしい」と感謝した。

 熱中症対策グッズは今後、各区の民生委員を通して1人暮らしの高齢者を中心に配布される予定。(安里郁江通信員)