2月1日「与那原町教育の日」に制定 戦後教育の出発点


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 【与那原】与那原町は、町民の教育に対する関心と理解を深めるなどを目的に、2月1日を「与那原町教育の日」と制定した。7月28日の与那原町総合教育会議で決定し、29日に公布した。

 2月1日は、1946年の同日、与那原町大見武区にあった大見武収容所に「南風原初等学校」が開校された日で、それが由来となっている。与那原、南風原、大里などの避難民が保護されていた収容所内の同校には、与那原の児童も通っていた。与那原の戦後教育の出発点にふさわしい日だとしてこの日を「与那原町教育の日」と定め、2月は「与那原町教育月間」とした。

 町は今後「与那原町教育の日」と教育月間を活用して町内の優良な小中学生児童、生徒や教育に貢献した地域の住民を表彰するなどを検討している。

 照屋勉町長は「制定を機会に、もっと学校と地域、家庭がしっかりと手をつなぎ合わせて、子どもたちを育てていくような形にしていきたい」と話した。