沖縄の今を36枚に 石川真生さんが来月写真展 宮古・八重山の作品も


沖縄の今を36枚に 石川真生さんが来月写真展 宮古・八重山の作品も
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 写真家・石川真生さん(67)の写真展「大琉球写真絵巻2020」の開催準備が着々と進んでいる。年1回開催している同シリーズのパート7。今回は宮古島、石垣島、与那国島で撮影した写真が3分の2を占めた。13日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪ねた石川さんは「島を訪ねて話を聞き、初めて分かったこともあった。自由な見方で見てほしい」と、来場を呼び掛けた。

 同シリーズでは初めて撮影した3島では主に自衛隊基地やその建設に反対する人々を撮影した。抗議現場だけではなく、参加者の日々の生活の様子も捉えた。

 新型コロナウイルスの感染拡大、「アベノマスク」の配布、第32軍司令部壕の保存など社会的な事象をテーマにした作品も。これまで1シリーズの写真数は22点だったが今回は36点。石川さんは「とことんまで撮影しようと思ったらこの枚数になった」と自信を見せた。

「大琉球写真絵巻2020」で展示される宮古上布を着た(左から)仲里キミさん、上里清美さん親子の写真=宮古島市の陸上自衛隊宮古島駐屯地近く(C)Mao Ishikawa

 展示会は9月1日から同6日まで那覇市久茂地の那覇市民ギャラリーで開催する。期間中は毎日午後2時から石川さんのギャラリートークを予定。入場料は千円、高校生以下は無料。問い合わせは同ギャラリー(電話)098(867)7663。