沖縄、院内感染の80代男性死亡 新たなコロナ感染は25人 


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新型コロナウイルスの顕微鏡写真

 沖縄県は23日、新型コロナウイルスの感染が判明したうるま市の80代男性が死亡したと発表した。県内で確認された新型コロナウイルスに関連した死亡者数は計19人となった。県によると、80代男性は県内でクラスター(感染者集団)が発生した医療機関に入院していたことから、院内感染したとみられる。県内では新たに25人の感染を確認したと説明した。累計感染者数は1889人となった。 

 県によると、死亡した80代男性は以前から病院に入院していた。その後、院内で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、感染の有無を検査するリストに男性も入っていた。発熱が確認されたことから18日に検査を実施し、20日に陽性を確認したが、同日、死亡が確認された。死因は調査中という。

 新規感染者は10代から90歳以上の25人。7月28日以来26日ぶりに30人を下回ったが、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は21人で、23日連続で全国最多となった。感染拡大に関する警戒レベル判断指標も、七つのうち4指標で「感染蔓延(まんえん)期」を示す第4段階が続いている。米軍関係の新規感染者はキャンプ・コートニーで2人、キャンプ・ハンセンで1人の計3人で、累計364人となった。