県立北部病院の医師ら11人PCR検査 入院女性1人が感染


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県立北部病院

 県は24日、県立北部病院に入院していた40代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。濃厚接触のあった医師と看護師それぞれ1人はPCR検査で陰性が確認されたが、14日間の自宅待機となる。女性と接触した医師2人と看護師7人にもPCR検査を実施し、25日に結果が判明する。

 県立北部病院は定数より医師が5人不足するなど医療体制が逼迫(ひっぱく)しており、院内で感染が拡大すると地域医療に支障を来す恐れがある。県によると、現状で診療制限などの病院業務に変更はなく、医師の派遣要請などもしない。40代女性は20日に発熱と頭痛で救急室を受診。21日に腹痛で再受診し炎症性疾患で一般病棟に入院した。せきなどの呼吸器症状はなく抗原検査で陰性だったが、22日のPCR検査で陽性が確認された。同室の患者1人を疑似症患者として、病棟を移動するなどした。40代女性とその他の患者との接触は確認されているが、濃厚接触者には当たらないとしている。