5月に崩落、被害拡大 北中城村島袋、台風前に住民不安


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大規模な土砂崩れが発生している駐車場の造成工事現場=28日午前11時ごろ、北中城村島袋

 【北中城】北中城村島袋にある民間駐車場の造成工事現場で5月中旬ごろ、大規模な崩落が発生した。その後の大雨などでさらに崩落が進み、28日現在、幅数十メートルにわたって崩れている。周辺には民家や福祉施設、保育施設があり、台風9号も迫る中、住民から不安の声が上がっている。

 住民らによると、5月21日に最初の崩落があった。村職員も同日確認し、翌22日に県中部土木事務所に報告。造成工事の管理者は取材に「県中部保健所と協議中」とした。8月27日に現場を視察した宮崎政久衆院議員は、対策に向け「国と協議をしている」と述べた。

 現場周辺は急な斜面地となっている。アスファルトの塊が10メートルほど下に落ち、亀裂が入った駐車場はロープなどで立ち入りが制限されていた。地域住民は「雨が降るたびに崩れている。台風9号も来るので心配だ」と話した。